あなたの好みに
※女体化ゴロ君
清水に連れられて、嫌々だが一緒に水着コーナーを見て回ることになった。
「いよいよ女を魅せる時がきたな!がんばれ本田!」
「いやそう言われても…」
なんでお前がはりきってんだよ。お前は俺の母さんか。
俺に似合いそうなのをあれやこれやと物色し始めてる。お前は俺の母さんか。
有り難いけど、ここに置いてあるの、みんな可愛いフリフリしたものばっかなんですけど。しかもデザインはビキニが多め。
「なんだよーなんかあるの?」
「俺こんな水着似合わないと思うんだけど…」
俺にどうしろと?!
ただでさえ女にしてこの身長はありえないだろってほどデカイのに、
こんな可愛いデザインばっかのとこに俺用のサイズがあるわけないだろ!周りの視線がイタイ。
「そんなこと気にしてたのか?普段アンタスポーティな服ばっかだからそう思っちゃうだけで、着てみたら似合うって!少しは自信持てよ!」
そういう問題じゃねええ!
「でもよ〜…」
「そんなにいつまでも悩んでたら後悔するぞ?あーこれいいかも。そういえば大河、ビキニ姿の女の子好きだって言ってたなぁ〜」
「!え、」
食い下がる俺を前に、思いもよらない意中の相手の名を出され、出かけた文句も消え失せてしまった。
大河ってビキニ、好きなのか…?
あいつそういう話には全く乗ってこないから(単にその手の話題を吹っ掛けてくる藤井がうざいだけで相手してないんだろうけど)
俺、あいつのことまだ何も知らないんだよな。
実の姉貴が言うんだ。あいつ…実はムッツリだったのか!そっかぁ、大河のスケベ!えっち!
いや、だからって嫌いになんてなんねーぞ!む、寧ろそういうことに興味あってくれた方が嬉しいし…俺も頑張り甲斐あるし!
「それを本田が着たら、大河のヤツ、コロッと堕ちちゃうかもよ?」
「!!………き、着ればいいんだろっ?!」
「そうこなくっちゃ!」
そういうわけでこれ、試着してみる?目の前に出された水着に発狂したのは言うまでもない。
「やっぱ無理!似合わないって!勘弁して清水サン!」
「こら!逃げんな本田っ」
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自分だけが楽しいという(笑)
夏に入ったらupしようと思っていたのに遅れたにょた56くん水着ネタでした